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こごみ堂ノオト☆vol.2 kogomidou.exblog.jp

ここちよいカラダ、ココロ、暮らし


by コゴミ
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シャングリラ

行ってきました!

ヤン・リーピンの「シャングリラ」。

雲南地方の歌と踊りをその土地の人をスカウトしてつくりあげた舞台。

太鼓の響きや歌声の力強さ、そして、喜びに満ち溢れたステップ。

とかく舞台では「なにかをつくる」カラダになりがちだけれど、
感情や思いより先に、カラダが動くことで現れてくるものを
久しぶりに感じました。

そして
やはりすごかったのがヤン・リーピンのソロ。

孔雀の舞ももちろんですが、最初の月光の踊りが印象的。
影となって動く手の繊細な動きは、はじめ何が動いているのか
わからなくなるくらいなめらかにすべり、そして止まる。
微細なのに、指一本一本の影に目がいってしまう。
指の角度、腕、身体の角度すべてが、ピタリとはまり、
「昆虫や自然から動きを見出す」という言葉の通り、
そうとしか動かない虫の動きのように身が翻る。
最後の羽ばたきは筋肉がどう動いているのか不思議なくらい、
なめらかに動き、もはや「腕」ではなくなっているのです。

このソロだけでも見る価値ありです!!


もちろん、「舞台」として構成されているので、
やや「演出過剰かな?」というところもなきにしもあらず
ですが、なんかちょっと「踊り」っていいなあ、と
思えた舞台でした。

雲南は、初めて旅行した「中国」。
昆明・麗江・大理の風景やそこで出会った民族衣装や歌は
今でも印象に深く残っています。
うん、やっぱり好きなんですね。

22日まで渋谷の文化村オーチャードホールでやっていますので、
もし機会があればご覧ください。
(ちょっとお値段が高めですけどね)
by kogomi_dou | 2010-03-19 23:59 | 本やART