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ここちよいカラダ、ココロ、暮らし


by コゴミ
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火の起源

暑い季節なのに、「火」です。

製鉄に関しての興味から、「火」についての本にも目がいきます。

今回読んだのはJ・G フレーザーの『火の起源の神話』(ちくま学芸文庫)。
フレーザーは、人類学の名著『金枝篇』を書いた人。
今頃こんな大御所の本を読むとは思いませんでしたが、
なかなか面白い切り口なので、つい手にとってしまいました。

世界には、いろんな火の起源に関する神話があるものです。
ほとんどに、共通しているのは、
「人が火を持っていないことで、寒さに震えたり、生のものを食べるしかなかったこと」。
「特別の人(や動物)しか、火を持っておらず、その存在を独り占めしていたこと」。

火ってとても重要なものだったのだ、ということが改めて感じます。

その火をとりにいくために、人や動物が力と知恵をあわせます。
その様子も冒険に満ちて面白いし、火も、老婆の爪やからだから出たりして、
普段は大事に隠されているのだということも感じます。

奪ってきた火は、追っ手から逃れるために木々の中や石に隠されたので、
それらをこすり合わせると火が起こるようになった、ということです。

火をおこす、火で調理する、ということは脈々と神話の時代から
続いてきたものなのですよね。

レンジやIHで火を使うことなく調理できたり、部屋を温めたりできる昨今、
火のありがたさというのは、ひょっとして、感じにくくなるのかもしれませんね。

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by kogomi_dou | 2010-07-05 11:00 | 本やART