2010年 11月 17日
『アラスカ物語』
ようやく読み終えました! 『アラスカ物語』(新田次郎 新潮文庫)
シブイ…、というなかれ。
アラスカの大自然を撮った写真家・星野道夫さんの本のなかになんども紹介されている1冊。
アラスカを知るうえで、ぜひ読みたい!と思っていたのですが、
なかなか縁がなく何年もたってしまいました。
ようやく読んでみると、とても引き込まれる本でした!
宮城県石巻の医者の家に生まれたフランク安田が、船の見習船員となり、
氷に閉じ込められたベア―号の救出を依頼すべく、単身でアラスカのポイントバローに
向かうところから物語は始まります。
その後、ポイントバローに留まった彼がエスキモーの中に入り込み、言葉を覚え、猟をし、
エスキモーと共に生きる生涯が描かれています。
(「エスキモー」というのは蔑称とされていますが、作品の中の言葉なので
つかわせていただきます。)
最初、氷原のシーンから始まるのですが、そこからすでに期待がふくらみました。
オーロラや白夜やアラスカの自然が感じられるのはもちろん、エスキモーの生活や人々、
そこに違和感なく入っていくフランク安田の人柄がまたよいのです。
その後もいろんなことに翻弄されますが、常にエスキモーの中心となって生きる姿が
なんとも心強く感じて、読む側もつい熱が入ってしまいました。
本を読むにも、タイミングがありますね。
多分、今「手にとろう」と思ったから、受け取ったものもあるかもしれません。
今、まさに、そのタイミングの方!
オススメですよ★
シブイ…、というなかれ。
アラスカの大自然を撮った写真家・星野道夫さんの本のなかになんども紹介されている1冊。
アラスカを知るうえで、ぜひ読みたい!と思っていたのですが、
なかなか縁がなく何年もたってしまいました。
ようやく読んでみると、とても引き込まれる本でした!
宮城県石巻の医者の家に生まれたフランク安田が、船の見習船員となり、
氷に閉じ込められたベア―号の救出を依頼すべく、単身でアラスカのポイントバローに
向かうところから物語は始まります。
その後、ポイントバローに留まった彼がエスキモーの中に入り込み、言葉を覚え、猟をし、
エスキモーと共に生きる生涯が描かれています。
(「エスキモー」というのは蔑称とされていますが、作品の中の言葉なので
つかわせていただきます。)
最初、氷原のシーンから始まるのですが、そこからすでに期待がふくらみました。
オーロラや白夜やアラスカの自然が感じられるのはもちろん、エスキモーの生活や人々、
そこに違和感なく入っていくフランク安田の人柄がまたよいのです。
その後もいろんなことに翻弄されますが、常にエスキモーの中心となって生きる姿が
なんとも心強く感じて、読む側もつい熱が入ってしまいました。
本を読むにも、タイミングがありますね。
多分、今「手にとろう」と思ったから、受け取ったものもあるかもしれません。
今、まさに、そのタイミングの方!
オススメですよ★
by kogomi_dou
| 2010-11-17 22:33
| 本やART