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こごみ堂ノオト☆vol.2 kogomidou.exblog.jp

ここちよいカラダ、ココロ、暮らし


by コゴミ
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「夢を通過する」

最近、ものすごおく夢をみている気がします。


お風呂で寝てしまったときもやけに、リアルなイメージが出てきたり。


タイトルの「夢を通過する」
というのは、『村上ラジオ』(村上春樹 新潮文庫)の「滋養のある音楽」という
エッセイの中に出てきた言葉です。
引っ越しで疲労した翌日に「ブエナビスタソシアルクラブ」の映画をみたけれど、
うとうとしていくつもの夢をみた。
映画の中で鳴っている音楽を聴きながら、いくつもの夢を通過したら、
映画館を出たときには、自分が(中古レコードでいうと)「新品同様」になっていた、
という話です。


そんな感じで、最近の私も「夢を通過中」のようです。


以前は、夢をメモに残していましたが、最近はあまり書いていません。

おそらく、メモしなくても「通過」させちゃえば、あえて残さなくてもいいやということで。


村上春樹の本を読むと、どうも意識がいつもと違うところに行きやすくなります。

こないだの『夢をみるために毎朝僕は目覚めるのです』の中で、
「地下2階」の暗闇、というのが何度か出てきました。

この「地下2階」は連綿と古代から続いて引き継いでいる
人が感じた恐怖やら悲しみやらの根源的な記憶がある場所であり、
そういう「暗闇」に下りていくことがまずは物語を作る上で必要になっている、と。

そこに触れることで、何を引き継いでいかなくてはならないかを知り、
そこから戻ることで、次の段階が生まれる、ものであるようです。
(と私はとらえたのですが、違うようでしたらゴメンナサイ。)


この考えは彼が、小説を書く際に重要に思っているところであり、
小説の中にもこういったモチーフが出てきます。


だから、読んでいると深いところに連れられて行ってしまうのですね。


この「地下2階」は、心理学でいう「変性意識(トランス)」みたいな
ものでしょうか。

どうやらそこは、変化が起こりやすい地点であるようです。


「夢を通過」して、どうなるかが楽しみです。
(でもその変化ってあまり気づかないものかもしれませんけどね。)

by kogomi_dou | 2011-10-06 10:43 | 本やART