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すっかりご無沙汰になってしまいました。
突然ですが、最近興味があるのが、「製鉄」について。
ケルト研究で有名な鶴岡真弓さんの『黄金と生命 時間と練金の人類史』(講談社 2007)を読んでから気になっています。
その中で、
「溶鉱炉とは人工子宮。職人は母なる大地に変わって鉱石の「成長」を促し、完成させる」
とありました。
鍛冶師は、溶鉱炉から鉄を生み出す産婆術師でもあり、鉱石から鉄という物質を作り出す、錬金術師でもある、ということ。
うーん、確かに!
「地面」を掘って得られる資源というと、石油や石炭など必要だけどなんだか大きな社会経済の渦に巻き込まれる感じがして、知るのに躊躇してしまっていたのですが、これを読んで製鉄というのはとても神秘的な営みなんだと感じました。
それと同様に、地球の溶鉱炉であり子宮でもある「火山」。
こちらも気になる存在です。
前々から火山に興味はあったのですが、おそらくこういったエネルギーと産みだす力に惹きつけられてしまうのでしょう。
最近では、アイスランドの火山の爆発による噴煙がヨーロッパの空の多くに影響を与えましたが、そういう負の威力ということも含めてすごいパワーを感じます。
人類にとって「火」の発見も各神話でとりあげられるほど、大きな出来事。
その「火」からなにかが「生まれる」ってやはりとても不思議で畏怖すべきものなのだと思います。
製鉄の作業をするにあたって、火の神様に捧げる儀式も強く残っているということもうなずけます。
儀式や祈り、そういったものを調べる上でも、鉄にまつわることをみていくのは面白そうです。
そう考えていくと、ヒトの「子宮」、出産にまつわることはどうなのだろう?
「ケガレ」の意識が多くあまり表にでてこなかった出産にまつわることも、今は少しずつ情報が増えてきています。
実際お会いしている方にも、出産を機に食べものや生活が変わったり、からだへの興味がでてきた、という方が多くいらっしゃって、本当に出産って人生にとっての大きな出来事でありひとつのきっかけなのだなあと感じます。
とりとめなく、ひろがりつつ、この3つのつながりを見ながら動いていくとなにか面白いことに出会いそうな気がしています。
突然ですが、最近興味があるのが、「製鉄」について。
ケルト研究で有名な鶴岡真弓さんの『黄金と生命 時間と練金の人類史』(講談社 2007)を読んでから気になっています。
その中で、
「溶鉱炉とは人工子宮。職人は母なる大地に変わって鉱石の「成長」を促し、完成させる」
とありました。
鍛冶師は、溶鉱炉から鉄を生み出す産婆術師でもあり、鉱石から鉄という物質を作り出す、錬金術師でもある、ということ。
うーん、確かに!
「地面」を掘って得られる資源というと、石油や石炭など必要だけどなんだか大きな社会経済の渦に巻き込まれる感じがして、知るのに躊躇してしまっていたのですが、これを読んで製鉄というのはとても神秘的な営みなんだと感じました。
それと同様に、地球の溶鉱炉であり子宮でもある「火山」。
こちらも気になる存在です。
前々から火山に興味はあったのですが、おそらくこういったエネルギーと産みだす力に惹きつけられてしまうのでしょう。
最近では、アイスランドの火山の爆発による噴煙がヨーロッパの空の多くに影響を与えましたが、そういう負の威力ということも含めてすごいパワーを感じます。
人類にとって「火」の発見も各神話でとりあげられるほど、大きな出来事。
その「火」からなにかが「生まれる」ってやはりとても不思議で畏怖すべきものなのだと思います。
製鉄の作業をするにあたって、火の神様に捧げる儀式も強く残っているということもうなずけます。
儀式や祈り、そういったものを調べる上でも、鉄にまつわることをみていくのは面白そうです。
そう考えていくと、ヒトの「子宮」、出産にまつわることはどうなのだろう?
「ケガレ」の意識が多くあまり表にでてこなかった出産にまつわることも、今は少しずつ情報が増えてきています。
実際お会いしている方にも、出産を機に食べものや生活が変わったり、からだへの興味がでてきた、という方が多くいらっしゃって、本当に出産って人生にとっての大きな出来事でありひとつのきっかけなのだなあと感じます。
とりとめなく、ひろがりつつ、この3つのつながりを見ながら動いていくとなにか面白いことに出会いそうな気がしています。
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by kogomi_dou
| 2010-04-23 11:12
| 考えてみた
「ひとつの物語が生まれる場所に、
ひとつ「美しい」があるんじゃないかと。
何かと何かが出会って、振動が生まれ、さざ波となり、新しい物語が始まる。」
(『美しいこと』 赤木明登 新潮社 2009)
「いいな」、と思うときってどんなときなんだろう?
そう改めて考えると、なにかそこに想像力というか光というか、
パッときらめく瞬間があるように思う。
この文章に出会って、「これだ!」と思うのも、
やっぱり自分が感じている部分と響いているからなんだろうなあ。
ひとつ「美しい」があるんじゃないかと。
何かと何かが出会って、振動が生まれ、さざ波となり、新しい物語が始まる。」
(『美しいこと』 赤木明登 新潮社 2009)
「いいな」、と思うときってどんなときなんだろう?
そう改めて考えると、なにかそこに想像力というか光というか、
パッときらめく瞬間があるように思う。
この文章に出会って、「これだ!」と思うのも、
やっぱり自分が感じている部分と響いているからなんだろうなあ。
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by kogomi_dou
| 2010-04-14 09:56
| 本やART
食のコーディネーター ラ・ターブル のOさん宅で韓国料理の研修会がありました!
Oさんは江戸の暮らしにもお詳しいのですが、
最近は韓国に行って料理学校に通うほどの韓国料理フリーク。
今回は、食のコーディネーターの仲間たちと、韓国の代表的な家庭料理である
「チャプチェ」と「鳥のスープ」を教えていただきました。
「チャプチェ」になるためには、牛肉と春雨が必要とのこと。
最初に、野菜でナムルをつくっておきます。
今回は、人参・たまねぎ・ぜんまい・しいたけ・菜の花・にら・ほうれん草。
韓国では、陰陽五行の考えが自然に生活に取り入れられており、彩りも鮮やかです。
全部を混ぜ、上に白身と黄身を使った卵をあしらいます。
鳥のスープは、煮干と昆布のだしがベース。
韓国では、大きな入れ物に水を張り、こぶなどを入れ、常にだしをつくってあるとのこと。
「かつおぶし」は「かつぶし」というのですって!
日本語との共通点が多く、親近感があるのもいいですよね。
粉唐辛子は、思ったより辛くなくさっぱりしています。
これなら辛いのが苦手な私にもOK。
大根・人参・しいたけ・豆もやし・ぜんまいなどの具と調味料をもみこんだ鶏肉を入れます。
左はナムルです。
コレとコチュジャンがあればごはんがすすみます。
そして奥の白いのはマッコリ!
こちらも自家製だそうです。すごーい!
そして、1品持ち寄りで揃った食卓!!
さすが、食のコーディネーターの集まり。
お昼からこんなに豪華でいいの??
混ぜご飯あり、肉料理あり、ポテトサラダや、洋風巾着や春巻きなどなど。
ピーナツクリームをソースにした抹茶豆腐も美味でした。
私は、スペイン風オムレツを持っていきました。
おいしい料理と韓国のお話、そしてみなさんの料理の工夫などを聞いたり、
楽しいひとときを過ごしました!
やっぱり料理ってたのしいナア!
Oさんは江戸の暮らしにもお詳しいのですが、
最近は韓国に行って料理学校に通うほどの韓国料理フリーク。
今回は、食のコーディネーターの仲間たちと、韓国の代表的な家庭料理である
「チャプチェ」と「鳥のスープ」を教えていただきました。

最初に、野菜でナムルをつくっておきます。
今回は、人参・たまねぎ・ぜんまい・しいたけ・菜の花・にら・ほうれん草。
韓国では、陰陽五行の考えが自然に生活に取り入れられており、彩りも鮮やかです。
全部を混ぜ、上に白身と黄身を使った卵をあしらいます。

韓国では、大きな入れ物に水を張り、こぶなどを入れ、常にだしをつくってあるとのこと。
「かつおぶし」は「かつぶし」というのですって!
日本語との共通点が多く、親近感があるのもいいですよね。
粉唐辛子は、思ったより辛くなくさっぱりしています。
これなら辛いのが苦手な私にもOK。
大根・人参・しいたけ・豆もやし・ぜんまいなどの具と調味料をもみこんだ鶏肉を入れます。
左はナムルです。
コレとコチュジャンがあればごはんがすすみます。
そして奥の白いのはマッコリ!
こちらも自家製だそうです。すごーい!

さすが、食のコーディネーターの集まり。
お昼からこんなに豪華でいいの??
混ぜご飯あり、肉料理あり、ポテトサラダや、洋風巾着や春巻きなどなど。
ピーナツクリームをソースにした抹茶豆腐も美味でした。
私は、スペイン風オムレツを持っていきました。
おいしい料理と韓国のお話、そしてみなさんの料理の工夫などを聞いたり、
楽しいひとときを過ごしました!
やっぱり料理ってたのしいナア!
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by kogomi_dou
| 2010-04-10 10:16
| たべもののこと
今日は、あいにくのお天気ですが、
昨日、中華街へ行った折に、「トルコ春招び隊」を見てきました。

太鼓のリズムとチャルメラに合わせて、女の人が踊ります。
つま先を使った軽快なステップと、しなやかな手の動き。
さりげなく動いているようなのに、全身から楽しさが伝わってきます。
笑顔もとてもキュートです☆
トルコの伝統詩の朗誦あり、歌あり、踊りも場所によってバリエーションが
変わるので、あちこちついて回っても楽しいですよ。
私が気に入ったのは、小枝(?)のようなものを手に持った踊り。
何も持っていないときと手の表情が違って、ハッとする印象がありました。
先月みた雲南の踊りといい、今回のトルコの踊りといい、
からだに沁みこんだ動き、というのは見てても心地よいですね。
日本人の「動き」って、どうなんだろうなあ、と考えたりもして。
「トルコ春招び隊」は、横浜中華街南門シルクロードにて
4月11日まで毎日、12時・14時半・17時の公演があるそうです。(*雨天中止)
10日、11日はチャイハネパート1とアナにて、ベランダ公演(14時半~)もあります。
お時間あるかたは、見てみてはいかがですか?
(主催はチャイハネなので、詳しいことはチャイハネHPでご確認くださいね。)
昨日、中華街へ行った折に、「トルコ春招び隊」を見てきました。

太鼓のリズムとチャルメラに合わせて、女の人が踊ります。
つま先を使った軽快なステップと、しなやかな手の動き。
さりげなく動いているようなのに、全身から楽しさが伝わってきます。
笑顔もとてもキュートです☆
トルコの伝統詩の朗誦あり、歌あり、踊りも場所によってバリエーションが
変わるので、あちこちついて回っても楽しいですよ。
私が気に入ったのは、小枝(?)のようなものを手に持った踊り。
何も持っていないときと手の表情が違って、ハッとする印象がありました。
先月みた雲南の踊りといい、今回のトルコの踊りといい、
からだに沁みこんだ動き、というのは見てても心地よいですね。
日本人の「動き」って、どうなんだろうなあ、と考えたりもして。
「トルコ春招び隊」は、横浜中華街南門シルクロードにて
4月11日まで毎日、12時・14時半・17時の公演があるそうです。(*雨天中止)
10日、11日はチャイハネパート1とアナにて、ベランダ公演(14時半~)もあります。
お時間あるかたは、見てみてはいかがですか?
(主催はチャイハネなので、詳しいことはチャイハネHPでご確認くださいね。)
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by kogomi_dou
| 2010-04-07 12:57
| 旅・さんぽ
春は、なにかと忙しい季節。
しかし、この時期は冬の縮こまったからだがゆるんで活動的になるための大事なとき。
ここでからだをチェックして整えておくと、梅雨や夏のだるさ対策にもなりますよ!
おためしコースは
バランスチェック+気になる部分(1~2ヶ所)の調整 … 約30分 1500円!!
4月30日まで、初めてのかた限定です。
気になっていた方、この時期にいかがですか?
お問合せ、ご予約は、
こごみ堂HP http://www15.ocn.ne.jp/~kogomi/ から
メールにてご連絡ください。
しかし、この時期は冬の縮こまったからだがゆるんで活動的になるための大事なとき。
ここでからだをチェックして整えておくと、梅雨や夏のだるさ対策にもなりますよ!
おためしコースは
バランスチェック+気になる部分(1~2ヶ所)の調整 … 約30分 1500円!!
4月30日まで、初めてのかた限定です。
気になっていた方、この時期にいかがですか?
お問合せ、ご予約は、
こごみ堂HP http://www15.ocn.ne.jp/~kogomi/ から
メールにてご連絡ください。
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by kogomi_dou
| 2010-04-02 21:00
| お知らせ
4月1日ですねー。
早いもので新年度の始まりです。
昨日友人からのメールで「新人の職員がやってくる」というのを読んで、
懐かしい気持ちになりました。
1人仕事って、こういう人事異動ってないですもんね。
新しい職場といえば、思い出すのが15年前の再就職。
まだ埼玉の実家にいたので、そこから桜木町まで電車に乗って、
入庁式(市役所だったので)に出席しました。
式の前に時間があったので、桜と海を見ながら
これから違う生活が始まるんだ、と感じたのを今でも覚えています。
今日は、これからアルバイトに行ってきます。
桜でもみながら、気持ちも新たに始めたいなと思ってます。
早いもので新年度の始まりです。
昨日友人からのメールで「新人の職員がやってくる」というのを読んで、
懐かしい気持ちになりました。
1人仕事って、こういう人事異動ってないですもんね。
新しい職場といえば、思い出すのが15年前の再就職。
まだ埼玉の実家にいたので、そこから桜木町まで電車に乗って、
入庁式(市役所だったので)に出席しました。
式の前に時間があったので、桜と海を見ながら
これから違う生活が始まるんだ、と感じたのを今でも覚えています。
今日は、これからアルバイトに行ってきます。
桜でもみながら、気持ちも新たに始めたいなと思ってます。
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by kogomi_dou
| 2010-04-01 09:47
| ちいさいコトですが
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